1.目次

前書き
イントロダクション
はじめに
プロローグ
紺碧の空
菊あるいは苔
酢を入れさせるな
刀と鋼
徹夜したのにな
男の保母は魔女狩りに遭う
インキュバス女体愛撫
皮肉ってやれ
Be lapis-lazuled
陶器に胃袋を描く
以上のタイトルは
Petit abécédaire illustré
つまり小さな解説的ABC詩
その日本語版
たとえばア行の答えは「アオイウエ」
カ行「菊あるいは苔」は「キクカコケ」
全部わかるかな
薄々お気づきかと思うが
この目次は『目次』という名の作品であり
本物の目次ではない
【コラム】単なる言葉遊びの実験場
12=3×4
次に取り出しまするのは
ホロリーム
これは『完全韻詩』と呼ばれる
全行が丸々同じ韻を踏んでいる詩のこと
56=7×8
愛飢えて書き苦出目渣滓全て
ダチ連れて何抜け毛歯皮膚似非
真実咽べやい夢めラリるね手
9-10=11-12

いか
いかが
いかがか
いかがわし
ながいし
ないし
なし

【コラム】いかがわしいし長いし中身ないし何も無しつまり死
Petit abécédaire illustréそれぞれの答え
「青い上」「菊か苔」「酢阻止させ」「太刀と鉄」
「寝ぬのにな」「保父は火へ」「夢魔女揉み」
「揶揄言えよ」「瑠璃られろ」「胃を上絵」
エピローグ
あとがき
解説